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【クラウドエンジニアが取得すべきAWS資格の種類は何がある?】資格の概要や取得のメリットについて解説!

クラウドエンジニアが取得すべきAWS資格と種類

AWSとは、Amazonが提供するクラウドプラットフォームを指します。クラウドの利用増加とともにAWSの普及が進んでおり、クラウドエンジニアはAWSに関する資格を取得しておきたいものです。

そこで、当記事ではクラウドエンジニアが取得すべきAWS資格の概要を紹介します。

【クラウドエンジニアなら取得しておきたいAWSの資格①】AWS Certified Cloud Practitioner

「AWS Certified Cloud Practitioner(AWS認定クラウドプラクティショナー)」は、AWSの入門レベルに該当する認定試験です。

クラウドに関する基礎知識や実務経験がない方でも、学習すれば合格できるといわれています。次項より、試験概要や受験対象について詳しく解説します。

■試験の概要

「AWS Certified Cloud Practitioner」の試験概要は「クラウドの意味」「セキュリティ・コンプライアンス」「テクノロジー」「請求・料金」がメインです。実務に関する内容は多くありません。

前述のとおり、入門レベルかつ基礎知識がメインですので、IT分野の資格の中でも1番簡単な区分に入ります。

■受験対象

AWS関連の開発や運用経験がなくても、1ヵ月程度であれば独学で合格できることから、受験対象は初心者の方です。対象の職種も定められておらず、誰でも受験ができます

クラウドエンジニアを目指す方はもちろんのこと、AWSに関する説明を行う機会の多いカスタマーサポート部門や営業部門で働いている方にもおすすめのAWS資格です。

【クラウドエンジニアなら取得しておきたいAWSの資格②】AWS Certified Solutions Architect- Associate

「AWS Certified Solutions Architect- Associate(AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト)」はAWSのアソシエイトレベル(初級レベル)に該当する認定試験です。入門レベルより少し難易度が上がっており、AWSの実務経験が1年程度ある方向けの試験といえます。

■試験の概要

「AWS Certified Solutions Architect- Associate」は「クラウド・AWSの基礎」「SSHでのサーバー操作や最適なデータベース選択」などの知識が問題として出題されます。難易度はそこまで高くありませんが、実務経験がない方は学習していないと合格できるレベルではありません。

■受験対象

「AWS Certified Solutions Architect- Associate」の受験対象者は、SEやコンサルタントなど、クラウドエンジニア初級レベルの方です。
従って、設計や提案などの実務を1年以上経験した方向けの試験といえます。
クラウドエンジニアとしてスキルアップを目指す方は習得をおすすめします。

【クラウドエンジニアなら取得しておきたいAWSの資格③】AWS Certified SysOps Administrator- Associate

「AWS Certified SysOps Administrator- Associate(AWS認定アドミニストレーターアソシエイト)」はAWSの初級レベルに該当する認定試験です。AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトと同じレベルに区分される認定試験で、AWSの実務経験が1年程度ある方に向いています。

■試験の概要

「AWS Certified SysOps Administrator- Associate」の試験概要は下記のとおりです。

●モニタリング、レポート
●高可用性
●配置、プロビジョニング
●ストレージ、データマネジメント
●セキュリティ、コンプライアンス
●ネットワーク
●自動化、最適化など

範囲は広く見えますが、初級レベルの中でも簡単な部類に入る試験です。

■受験対象

「AWS Certified SysOps Administrator- Associate」の受験対象者は、AWSで開発や管理、運用といった実務経験が1年以上ある運用担当などの初級エンジニアです。

前述のとおり、難易度は高くないものの、経験の浅い新人が学習せずに合格できる試験ではありません。そのため、しっかりと学習して知識を習得することをおすすめします。

【クラウドエンジニアなら取得しておきたいAWSの資格④】AWS Certified Developer – Associate

「AWS Certified Developer – Associate(AWS認定デベロッパーアソシエイト)」も上記2つの資格と同様にAWSの初級レベルに該当する認定試験です。

初級レベルに該当されるものの、設計や開発に関する実務経験の有無によって難易度が変わります。他の初級レベル試験よりも、クラウド特有の内容実務が重視される試験といえます。

■試験の概要

「AWS Certified Developer – Associate」の試験概要は下記のとおりです。

●デプロイ(展開)
●セキュリティ
●AWSのサービスを使用した開発
●リファクタリング
●モニタリング、トラブルシューティング

上記以外にも「サーバーレスアプリコードの記述」「API・SDKを活用したAWSサービスのやりとり」といったクラウド特有の内容も出題されます。

■受験対象

AWSベースのアプリ開発や保守の実務経験が1年以上の方で、開発担当の初級クラウドエンジニアが受験対象者です。まったく知識がない場合は100時間程度、合格レベルの知識がある方でも50時間程度は学習する必要があります。

学習すれば知識がない方でも合格できる可能性はありますが、設計や開発の実務経験の有無で難易度は変化するため注意が必要です。

【クラウドエンジニアなら取得しておきたいAWSの資格⑤】AWS Certified Database – Specialty

「AWS Certified Database – Specialty(AWS認定データベース-専門知識)」は、AWS認定の中でも高難易度の試験です。関わっている業務によって違いがあるものの、2年~5年の実務経験が必要とされており、中級~上級レベルの試験といえます。

■試験の概要

「AWS Certified Database – Specialty」の試験概要は下記のとおりです。
●ワークロード固有データベースの設計
●展開、移行
●管理、運用
●監視、トラブルシューティング
●データベースセキュリティ

データベース構築ではなく、データベースを活用したシステム戦略の知識が問われる試験となっています。
データベースを活用したシステム戦略の知識が問われる試験となっています。

■受験対象

「AWS Certified Database – Specialty」は、AWSを活用したデータベースソリューション設計や提案、保守に携わっているデータベースエンジニアが受験対象者です。データベースに関わる業務を5年以上経験し、なおかつAWSに関わる業務を2年以上経験している方におすすめの試験といえます。

【クラウドエンジニアなら取得しておきたいAWSの資格⑥】AWS Certified Security – Specialty

「AWS Certified Security – Specialty(AWS認定セキュリティ-専門知識)」もAWS認定の高難易度に分類される認定試験です。クラウド特有の内容一定の業務を最低2年以上経験している方が対象となっています。

■試験の概要

「AWS Certified Security – Specialty」の試験概要は下記のとおりです。

●インシデントの対応
●ログの収集、監視
●インフラセキュリティ
●ID、アクセス管理

●データの保護
システムのセキュリティ対策の知識があるかどうかを検証する試験です。そのため、広範囲かつ専門性の高い知識が必要となります。

■受験対象

「AWS Certified Security – Specialty」の受験対象者は、最低2年間のワークロードの保護に関する実務経験を持つセキュリティエンジニアやセキュリティ担当者です。AWSのセキュリティ関連のサービス全般を学習しておくことはもちろん、AWSを理解したうえで高度なセキュリティ環境を構築するための知識も必要となります。

AWS資格を取得するメリット
上記で紹介したAWSの資格を取得するメリットは、こちらの三点です。

●AWSの最新情報やスキルが得られる
●転職先に自身のスキルを明確に示せる
●好条件で転職できるチャンスがある
それぞれ詳しく解説していくので参考にしてみてください。

AWSの最新情報やスキルが得られる
AWSの資格を取得する過程で、最新の情報やスキルを身に付けられます。ITは常にアップデートをし続けるため、古い情報のまま業務にあたることは危険です。AWSの公式から常に最新の情報が得られるため、資格を取った後でも情報収集を行うことで実務に活かすことができます。

転職先に自身のスキルを明確に示せる
資格を取得することで、転職時に自分のスキルレベルや対応可能領域を示せます。資格がない場合、いくら口頭で実務や業務プロセスを伝えても、本当にそのスキルがあるのかを伝え切ることは難しいです。技術や知識があることを示すためにも、資格は有効といえます。

好条件で転職できるチャンスがある
資格の種類によって、AWSを扱うクラウドエンジニアとしてどの程度のレベルなのかを業界に示せます。そのため、より高い指標の資格であるプロフェッショナルなどを取得することで、より好条件の会社に転職するチャンスが広がります。

まとめ

クラウド活用の一般化が進めば、クラウドプラットフォーム「AWS」はさらに普及することが予想されます。そのため、クラウドの知識に長けたクラウドエンジニアの需要は、ますます高まっていくでしょう。

クラウドエンジニアとしてAWS資格を取得しておけば、クラウド関連の知識やスキルがあることをアピールできます。AWS資格を取得してクラウドエンジニアとしての価値を高めていきましょう。

 

 

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